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先天障害と中途障害
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先天性の障害とはその名の通り、生まれついての病気、又は、原因不明の理由により障害を持って生まれた事を言います、更に、徐々に障害が進行する場合もあります。

中途障害とは、人生半ばにしてある日突然、事故や病気により障害者となる、又は更に、徐々に障害が進行する事を言います。

私の場合、先天性の疾患を持って生まれました、生まれてすぐは五体満足な体でしたが、物心付いたときには、正座が出来ない程度の障害がありました、つまり五体満足だった記憶が無い、しかも長い年月をかけて徐々に障害が進行していますので、先天のような中途のようなあやふやな精神状態です。

この場で言う中途障害は、言語などの一般的な教育を習得し、一般的な生活を営める状態で、ある日突然障害者となる事と定義づけて話を進めたいと思います。

中途障害の原因として

脳血管障害
脳内出血、脳梗塞の事で俗に言う脳卒中です、発症は増加傾向にあるようですが、救命率は高くなっています、それに伴い後遺症が問題になっています、後遺症として
片麻痺、言語障害、失語症、感覚障害、記憶障害、不随意運動などがあります、その発症部位によって症状は様々です。

交通事故、その他事故
車やバイク、その他職務上の事故などで、体の一部を失ったり、脊椎損傷により半身麻痺などの運動機能を廃してしまう事があります
又、救命医療の技術向上により、脳外傷による高次脳機能障害も脳血管障害と同じく問題に、その症状は

記憶障害 :物の置き場所を忘れたり、新しいできごとを覚えられなくなること
注意障害 :何かをするとミスばかりする。二つのことを同時にしようとすると混乱する
遂行機能障害  :自分で計画を立ててものごとを実行することができない
病意識欠落 :自分が障害を持っていることに対する認識がうまくできない
半側機能障害 :目は見えるのに左側にある人や物を無視する等
社会的行動傷害  :人間関係が作れない(対人技能拙劣)、一つのことにこだわって他のことができない(固執性)等
などで、社会生活を送れない程の後遺症を抱える方が増加しており、大変問題になっています。

疾患による障害
糖尿病による失明、足趾切断や、大腸、小腸の疾患によるオストメイトなど数えるときりがありません。

この様に、一生病気をしない人は極まれでしょうし、いつ何時事故に遭うか分かりません、自分が障害者になる可能性は誰にでもあります。

ある日突然身体機能が欠落し、その事を受け入れられる様になるには壮絶な精神の葛藤があり、ショック、絶望、混乱、現実逃避、希望、挫折を繰り返します、更に、一般的な障害者観、=弱者、世間から守られる立場になるイメージ、障害克服=感動の物語、なども精神的な重圧になります。

この様に苦しんでおられる方を私は何人も知っています、プライベートな事なのでここに書く事は出来ませんが、「障害者の先輩として本人と話をしてくれないか」と障害を負うことになった方のご家族から頼まれたことがありますが、丁重におことわりしました。

限りなく先天障害に近い私としては、暮らしの工夫等を助言する事は出来ますが、私が話したところで、”自慢話”のようにしか聞こえないだろうし、本人が障害を受け入れられない状態では、不用意に”ガンバレ”などと言ってしまうと、骨折した足で歩けと言ってるような物です、結局、心の問題は自分の心の中で解決する以外方法は無く、臨床心理士でも家族でもない私ではお役に立てないと思ったからです。

先天性の場合、障害があるという状態が、はじめからの自分の姿であるために(あきらめに近い?)、五体満足の時代と障害を持つ時代の両方を経験する中途障害とは感覚が大きく違います、そのせいかどうかは分かりませんが、障害に対して、福祉の訴えや運動をされている方は、障害を受容された中途障害の方が多いような気がします。

では、先天性の場合その障害を受容、克服し、明るく前向きに生きているかと言うと、そうでもありません、障害克服された方の感動の物語を誰でも一つや二つ知っていると思いますが、正直言ってそれは極一部の方たちです、先天性であれ、中途障害であれ、大多数の障害者が色々な問題と葛藤し、克服出来ない事が現実です。

聴覚障害の場合、中途障害に比べ先天性は発話困難の傾向が強く、視覚障害では、障害程度が同じでも点字の理解や白杖を使っての単独外出出来るまでに大きな差が出る様に、各障害において先天性と中途では障害が同じように見えても、「感情」を中心として様々な違いがあります。

更に、先天障害者と中途障害者の関係にも微妙な温度差があります。

中途障害者は健常者意識を持ちつつ障害者になります、中途障害者の中で障害を受容しきれない人は、「自分は、ほかの障害者とは違う」との意識が強く、ほかの障害者に対して抑圧的な態度を取ったりする人がいます、これとは反対に、「先天性の方がうらやましい、中途は非常に苦労する」と言われる方、そんなことを言われても答えに困ってしまいます。

又、先天障害者は中途障害者に対して、「その程度の障害で何故悩む?」と、言ったり思ったりします、その反対に中途障害者をうらやましく思う事があります、身体機能が失われる前の学習や趣味などの体験は、その記憶だけでも大変な財産です。

個人の心に係わる事ですので解決策はありませんが、障害者自身の意識改革がバリアフリー推進の大きな力と考える私としましては、誰にでも可能性がある中途障害、それに対しての予防策もないです、しかし、この記事の内容を頭の片隅に置いて頂ければと思っています。

隠れる障害者、隠す家族へ何となくつづいています


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